【あの方⑥】黒の組織の年表

あの方

烏丸蓮耶の誕生から現在までの年表を作った。作中の事実や公式発表に加えて、私の想像も含む。作中の事実や公式発表の場合は「~~~(事実)」と書いた。それ以外は私の想像。また、文章の内容から明らかに事実だとわかる部分には「(事実)」と書いていない。

ちなみにこの年表は、現在のあの方が新出先生だとした場合のものである。そうすると、新出先生の曾祖父や先代ラムも絡むと思うので、いっそ烏丸蓮耶が生まれた年まで遡ろうと思ってまとめたものだ。

年表をまとめるにあたり、作中で語られていない烏丸の過去や、新出先生の名前のない祖父にもスポットライトを当てている。そうすると、思っていたよりも壮大な物語が見えてきた。

●139年前
烏丸蓮耶が生まれる。40年前に起きた黄昏の館の一件のときに99歳なので、139年前に生まれたと思われる。FBIが黒の組織を追っていることから、烏丸蓮耶の活動基盤はもともとアメリカにあったと仮定。ちなみに、日本警察は黒の組織は追っていない(事実)。黄昏の館を母親から相続したくらいだから、烏丸蓮耶が生まれる前から、烏丸家は大富豪だろう。

●114年前
25歳のとき、烏丸蓮耶に第一子が生まれる。この年表では、第一子が生まれたときの男性の年齢を25歳としている。当時はそのくらいの年齢だったのと、仮定としてきりのいい数字のため。

●107年前
烏丸蓮耶の第一子が、何らかの原因により7歳でたかい。またこのころ、長男である烏丸蓮耶ではなく、他の兄弟が烏丸家を継ぐことが既定路線に。これらの二重の苦しみにより、アルコール依存症に。しかし当時のアメリカは、禁酒法の真っ只中。酒の入手は困難であった。やがて自ら造り始め、余った分は売ることに。この密造酒の販売が、黒の組織の原型。それを資金源に、表向きの企業活動を行う烏丸グループを設立。これは、烏丸家の当主になれない自分がくいぶちを稼ぐため(烏丸グループ設立だけは事実)。

禁酒法との関わりは『ダ・ヴィンチ2014年5月号』での青山先生のコメントから。「組織は、金の流れを牛耳ろうとしている。 カポネ的な感じ。 007の悪いヤツとか…猫をなでているような、そういうイメージ」というコメントを基にした。

彼には商才と組織運営の能力があったため、黒の組織が現在まで続く礎を築けた。一方、烏丸家を継いだ当主は、自分たちの財産をうまく活かせず、のちの烏丸家の衰退につながった(烏丸家の衰退は事実)。

●104年前
新出先生の曾祖父が生まれる。
新出先生の祖母は74歳。存在が不自然に一切明かされていない祖父は、その5歳上と仮定して79歳。曾祖父と25歳差だとすると、曾祖父は104年前に生まれたことになる。祖父の存在に気づくことを入口として、青山先生が読者を曾祖父にたどりつかせようとしたと考えた(新出先生、その両親、継母、祖母は原作とアニメで名前が明かされているが、祖父だけが不明)。

●99年前
アメリカで先代ラムが生まれる。ラムが生まれる25年前のこと。あと、ラムは英語を話すことから、その父親である先代ラムはアメリカで生まれたことにしている。

●94年前
禁酒法時代の激動のアメリカで、5歳くらいの先代ラムがストリート・チルドレンになる。ストリート・チルドレンの発想は、シャーロック・ホームズが孤児たちを救って結成した「ベイカー・ストリート・イレギュラーズ」から。5歳にしたのは、きりのいい数字だから。

●92年前
先代ラムが7歳のとき、烏丸蓮耶に拾われる。烏丸蓮耶は、日本語と英語が話せる先代ラムに興味を抱くとともに、7歳でなくした我が子に先代ラムが重なった。前にこの回で書いたように、コナンには7や17という数字がよく出てくるので、先代ラムが烏丸蓮耶に拾われたのも7歳だっただろうと考えた。

●79年前
新出先生の祖父が生まれる。新出先生の祖母は74歳。祖父はその5歳上と仮定して79歳。

●74年前
ラムが生まれる。先代ラムが25歳のときに授かったとする。

●67年前
烏丸蓮耶の誕生パーティーで、アマンダ・ヒューズが子どもだったラムに出会う(事実)。コナンにはなにかと7や17という数字が出てくるので、このころのラムは7歳とする。

●65年前~58年前
新出先生の曾祖父と曾祖母が20代前半や中盤で結婚し、2~3年おきに第8子まで授かったとすると、第8子まで産み終えたのがこのころ。しかし、新出先生の祖父以外の7人は病気などでたかい。ここから曾祖父は、その7人を偲んで童謡「七つの子」を口ずさむように。祖父経由で、新出先生もそのことを知る。そこから、携帯のメールアドレスも「七つの子」にした。

●58年前~47年前
新出先生の曾祖父が、新出先生の祖父以外の7人を失った後、その打ちひしがれるような悲しみから、やがて遺品から採取したDNAを使ったクローンを目論むように。新出先生の曾祖父には、それまで主治医として烏丸蓮耶の大病を幾度となく治してきた信頼があったため、烏丸蓮耶は恩返しとして研究資金を援助。さらに、烏丸蓮耶自身もこどもを7歳でなくしており、心情面の理解もあった。そしてこの研究が、のちにアポトキシン4869に繋がる。

新出先生の曾祖父も医師だったため、薬品や研究機器の調達は容易だった。さらに、烏丸蓮耶からの資金ももとにしながら、優秀な研究者・科学者を雇っていった。クローンの研究は、DNAの複製から始まった。しかし、通常のクローン研究とは違い、複製元はもういない。なので、まずは複製する基となる細胞の再生技術が必要に。再生⇒複製の順番。

研究を重ねた末、クローンは完成しなかったものの、代わりに再生技術を確立。そこから派生して、アポトーシスにより古い細胞がなくなり、自己増殖により若い細胞を増やすことに成功。こうしてアポトキシン4869ができた。つまり、アポトキシン4869は研究の副産物だった。ちなみに、この出来事があったのが58年前~47年前なら、半世紀前からの極秘研究という年代とも合致。

新出先生の曾祖父と烏丸蓮耶は、なくなった存在を取り戻そうとしていた。コナンも、元の姿を取り戻そうとしている。両者の軸は同じ。つまり、コナンの世界はこの大きな二重構造で物語がゆっくりと進んでいるのではないか。「失ったものを取り戻す」という壮大なテーマのドラマなのかもしれない。

●47年前
烏丸蓮耶が体調不良により国際経済フォーラムを欠席し、代わりにラムが登壇(事実)。
これはちょっとおふざけだが、この国際経済フォーラムでの登壇を機に、ラムがボスの後継の座を狙った可能性あり。なぜなら、組織の目的である「金の流れを牛耳る = 経済を牛耳る = 国際経済をラムのために = 国際経済 for Rum(国際経済フォーラムのもじり)。

コナン界なら、ありえなくもないんじゃないか。こんなサブストーリーがあってもおもしろい。こうした企てにより、ラムが烏丸蓮耶のしを偽装したことで、半世紀前に謎のしを遂げたという噂が広まったのかもしれない(組織の目的が金の流れを牛耳ることというのは事実)。

●40年前
烏丸蓮耶が99歳のとき、黄昏の館の一件が起きる。黄昏の館では、新出先生の曾祖父と祖父が昼夜交代で24時間つきっきりで烏丸蓮耶を看病。それまでも、新出先生の祖父は、主治医である曾祖父の手伝いなどで烏丸蓮耶と関係を深めていた。黄昏の館での看病により、信頼関係の深まりが決定的となり、烏丸蓮耶は烏丸グループの所有権(株式)と黒の組織のボスの座を新出先生の曾祖父に継ぎ、その後は祖父に継ぐようゆいごんを残した。このときのことは、この回でも書いた

●25年前
新出智明が生まれる。このブログでは、新出智明が現在のあの方を継いだとしている。この回で書いたように、新出先生の性格はあの方と一致している。用済みになったはずの新出医院も燃えていないどころか、青山先生によるとそこにはヤバイものが残されている(他にも理由があるのでいろいろな投稿で触れている)。コナン界では、他に心配性だったり慎重居士に相当する性格の人が見つかっていない。新出先生の優しい一面が強調されるのは、心配性の側面を目立たせなくするためではないか。

あの方は、代の順に烏丸蓮耶(事実)⇒新出先生の曾祖父⇒祖父⇒新出先生とした。つまり、新出先生は4代目。組織での権威維持のため、烏丸蓮耶の名を襲名。あの方の座を継いだ後は、姿は現さず、肉声も明かさない。だから、指示は常にメール(指示がメールというのは事実)。ちなみに、あの方とボスが同一人物というのは、以前公式発表あり。

●17年前
工藤新一が生まれる。ベルモットが黒の組織に加わる。アメリカでアマンダ・ヒューズと羽田名人、ラムたちの一件が起きる(すべて事実)

●現在
工藤新一が幼児化してコナンになるなど

この年表をもとに、あの方トークを膨らませていきたい。

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